2008年11月16日日曜日

イタリア旅行感想

当然のごとく、とっくに帰ってきていましたが、仕事がパツってて書くのが遅くなりました。

今回の旅行は、

東京→ミラノ→タオルミーナ(シチリア)→カターニア(シチリア)→東京

7泊9日の一人旅でした。

やったことは、
(イベントとしては)
①ミラノとカターニアでセリアAの試合を1試合づつ観戦
②タオルミーナという映画「グランブルー」の撮影に使われた観光地で散策
③イタリア料理をむりくりおなかに詰め込み

それ以外は、
持参した本を読み、自分のキャリアデザインを再考していました。

イタリア一人旅というと大抵の人間は「いいなぁ」と羨ましがってくれますが、私の場合は、機内持込のパック一つを持った、安宿onlyの放浪旅ですから、似たような旅をしたことの無い人が考えるほど優雅な旅にはなりません。
(経験者はあの淡々とした日々の過ごし方をわかっていただけるでしょう)

ひたすら
歩く歩く歩く(ネィティブアメリカンだったら「歩く男」というネームをくれることでしょう)、
自分の生き様を考える考える考える、
持参した小さなノートに頭に浮かんだことを書く書く書く
時間が旅の殆どを占めることになります。
(心が折れないためにサッカーやメシというイベントでそれらをつなぐ感じです)

じゃあ行かなきゃいいじゃん。という感じなのですが、
こういう旅って、快楽的なものではなく、結構深い意義を感じさせてくれるものなので、なんとなく繰り返してしまうのです。

そういう意味では、今回の旅も「ああ、面白かった」という感じではなく、「ああ、ひと仕事すませた」といった感じの満足感が漂っています。

ただ、(なんとなく書いていてさびしい話なのですが)今回の旅を終えて実感したのは、

「もうこういう旅は終わりだな」

という感情です。

理由は、体力的なものではなく、

「異邦人として外国を孤独に彷徨う事により、かえって己自身を見つめる」

といった行為がもう自分のフェーズに合わなくなってきたと言えましょうか。。

自分なりの解釈では、人は、
子どもの頃、家族・社会の中で疑問なく育ち、
青年期に、コミュニティから距離を取り自我を見つめ、
成人期に、今度は自らがコミュニティの担い手となる
という発達段階を経るのではないかと。。

その中でいうと、今の自分は、
守るべき家族を持ち、社会と意味のあるつながりを求める様になっており
アウトローとして彷徨うフェーズは越えてしまったのかもしれません。

一抹のさびしさは感じますが、
決して嫌な感覚でも無いというのが面白いところです。

ちょいと小難しいマジな話をしてしまいましたが、この後は、旅のネタ的な情報をアップします。

旅等に興味のある方は目を通すのも良いかもしれません。

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