今回の旅行ではサッカーの試合を2試合見ました。
自分がお奨めする、「旅で海外サッカーを見るコツ」は、
①一つの都市に、見たいリーグに所属するチームが二つ以上あること(1ホームタウン2チーム)
②週末とミッドウィーク(水曜)に試合が開催される週を狙うこと
です。
今回はミラノでインテル(-ジェノア)の試合を見ました。
正直言うと自分はミラノをホームとするもう一つのACミランファン(ミラニスタ)なんですが、残念ながらアウェーでよそに行っていたので、インテルミラノのファン(インテリスタ)な顔して観戦しました。
(一度アウェー側で観戦してたら、試合終了と同時にホームサポーターの攻撃から逃げるために駅まで超ダッシュで走るはめになりました)
インタリスタとは言えませんが監督に就任したモウリーニョは一番大好きな監督なので楽しみだったのですが、席からはちっこくて、気分の盛り上がりは今ひとつでした。
試合も粗々で引き分けでしたがお粗末でした。がっくり。
でもサンシーロスタジアムはいいですね。本当に素晴らしいと思います。今回は2回目ですがここは気分が盛り上がります。


シチリアの都市カターニアでは、カターニア-ウディネーゼを観戦しました。
ここでの観戦は難度が高かった。。観戦を実現させた自分を褒めてあげたい位です。
事前にインターネットで調べましたが観戦のための情報が殆ど無いんです。
(わざわざチームHPにメールで問い合わせたのですがノーレス。。)
しょうがないんで、現地のツーリストインフォメーションでスタジアムに行くバスを教えてもらい、ホテルのスタッフが英語が軽く行けたのでチケットの買う場所を教えてもらいました。
でも教えてくれたチケットボクス情報は「なんとか広場にあるタバコ屋。16時」です。聞いた時が12時だったので「それ16時にオープンなの?閉まるの?」と聞いても、「チケット持ってないならゲットが先決だからいいから行け!」の一点ばり。
なんとかスタジアムに近いそれらしき広場にたどり着いたら、どこのタバコ屋から買ったらいいか全くヒントが無い。それらしきタバコ屋は皆閉まっている(やっぱり16時開店だった)。英語も現地の人には全く通じない状態です。しょうがないんで2時間以上周辺ぶらぶらして時間をつぶしたら、あるタバコ屋の前に軽く人がたまり始めたので行ってみたらそこが該当のタバコ屋でした。
苦難はそれだけではないです。チケットを入手して一旦ホテルに帰ったのですが現地は公共交通網がひどいもんで、ダイヤがめちゃくちゃ。用心して順調であれば開始時間の1時間以上前についてもおかしくない時刻にバスに乗ったにも関わらず着いたのが開始10分後。。
帰りは治安がなんともいえない町に加えて、バスが何時に来るかわからない夜23時過ぎなので、根性だして真っ暗な道々を競歩なみのスピードで40分かけてホテルに帰りました。汗びっしょり。。
仮に犯罪者が待ち構えていたにせよ、ヒゲ面で険しい顔したアジア人のおっさんが、はぁはぁいいながら高速で歩いていたら襲う気もうせたことでしょう。
(そうそうシチリアは社会のインフラのダーク面はマフィアの影響がしっかりあるらしく、タクシーも信用できないとの噂を聞いたのでタクる気にもなれませんでした。でもせいぜいぼられる位かな)
試合自体はこれまたホームのカターニアが負けてしまいましたが、シチリア人のサポーターは熱く、久々にこれぞサッカーの本場といった雰囲気の中で試合を堪能できました。
席も約8000円位の価格でしたが、一階中央前から2列目という絶好な場所で、口の悪い地元の常連サポーターのおっさん達に囲まれながら楽しむことができました。

tips:
①イタリアではチケットを購入する際にはID(身分が確認できる証書)が必須の様です(ダフ屋等の偽チケット対策かな。。)。通常旅人はパスポートですが、カターニアでは顔写真入りのクレジットカードでもOKでした(保証はしません)。チケットには自分の名前を入れてくれます。
②インテルのチケットはドゥオーモ近くの有名なショッピングモール内のレコード屋内のチケットボックスで買えます(詳細の場所はインテルHPで確認ください)。ただし、クレジットカードは使えませんでした(bancomatなるカードのみ対応可能)お気をつけください。
③サポーターの多くは車やバイクできます。試合終了後人波についていっても駅やバス停方向と違う可能性があるのでお気をつけください。
④10年以上前と違って、最近は女性や子供も観戦に来ているくらいなので観戦に伴う治安はだいぶ向上はしているようですが油断はなされぬよう。
⑤メジャーチームはそれほどひどくありませんが、ラテン諸国ではサッカーの試合は興行なので、試合カードによりチケット価格が変動します。(要するに売れそうなら吊り上げるってこと。市場価格ですな)